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今季もまた、森下暢仁が前田健太(米タイガース)の自主トレに参加した。前田は大リーグ9年間でドジャース、ツインズ、タイガースの3球団を渡り歩き、6回の地区優勝、2回のリーグ優勝を経験した。カープ8年間で一度も体験できなかった優勝の二文字を計8回もキャリアに加えることができたのである。その間、先発172を含む219試合に登板し、68勝56敗6セーブ。日米通算200勝まであと35勝にまで迫った。もう少し現役を続けることができれば、十分に200勝に手が届く。彼の投球フォームは、カープ時代とあまり変わっていない。無駄のないしなやかに流れるフォームから繰り出されるキレのある直球と大きく曲がるスライダーとカーブ。カープ時代に、通算与四球が1試合平均でわずか1.90だった抜群の制球力も健在である。自主トレを終えた際に森下は「直球のキレなど、球の強さや質の部分で自分に足りないところを見つけることができた」と語った。他にも変化球の感覚、下半身のフォーム、体の開き方など聞きたいことは全て聞いたとも話す。今季の森下は、昨季終盤の失速で6連敗を喫してチームに迷惑をかけたことを〝心のバネ〟にしている。そのためか、表情が例年になく引き締まり、語る言葉も前向きになった。前田はこう語る。「森下はもっとできる投手。自分で限界を決めてしまっているように見えるが、野球センスがあり、持っているものが違う」。前田から森下へ。私にはカープの〝背番号18〟の継承のように見える。今季は〝一皮むけた〟森下に期待する。

プロフィル

迫 勝則(さこ かつのり) 1946年生まれ。マツダ退社後に広島国際学院大学部長などを務め、執筆・講演活動を続ける。近著は「森下に惚れる」「逆境の美学」

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