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2025年シーズンの開幕投手が森下暢仁に決まった。ただ長いペナントレースを力強く勝ち抜いていくためには、盤石の先発ローテーションが必要になる。ここ数年間の実績からして森下、大瀬良大地、床田寛樹の3本柱はある程度、安心できる。ただそれに続く3 、4人については、はっきり言って開幕してからでないと分からない。昨季はアドゥワ誠が、折々に気合の入った投球を見せて6勝(4敗)。また 年目だった玉村昇悟もイキの良い投球で4勝(5敗)を挙げた。しかし期待された森翔平とドラフト1位ルーキーだった常広羽也斗はいずれも1勝。またシーズン序盤に先発の役目を担った黒原拓未も、先発では0勝。これまで7年間で11勝(19敗)の実績を持つ遠藤淳志も1軍では勝ち星を挙げられなかった。これらを計算してみると、昨季7勝(10敗)を挙げた九里亜蓮(オリックスへFA移籍)の抜けた穴は大きい。現時点では、オープン戦での各投手の投球は参考にはなるが、まだローテーションで回るかどうかの確証はない。おそらく森下、大瀬良、床田以外の先発投手の何人かが突き抜けた活躍をしないと、カープの上位争いは難しいのではないかと思われる。筆者の目算では昨季の実績組(特に玉村)に加え、2年目の常広、ルーキーの佐藤柳之介、新外国人ドミンゲス、また昨季の最終戦でプロ初勝利を挙げた滝田一希…。彼らのうち2 、3人が出てこない限り、優勝するための勝ち星の計算ができない。ただその可能性は十分あるので、やっぱりカープの応援はやめられない。
プロフィル
迫 勝則(さこ かつのり) 1946年生まれ。マツダ退社後に広島国際学院大学部長などを務め、執筆・講演活動を続ける。近著は「森下に惚れる」「逆境の美学」