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「野球漬けの毎日を送るのが夢だった」。そう語るのは、昨年10月のドラフト会議でカープから外れ1位ながらトップ指名を受けた佐々木泰(青学大)である。ただ指名直後の大会で左肩を痛めた影響で、春季キャンプは2軍スタート。元来バットを強く振る豪快なスイングで注目度は一級品。3月には左脚を痛めたが、今季はともかく1軍で打席を重ねることが目標になる。ルーキーの中でひときわ注目を集めるのは、ドラフト2位の左腕・佐藤柳之介(富士大)である。柔らかな全身の関節を生かしたフォームで、伸びのある直球を投げるのが魅力。1分間の球の回転数が2600に達するとされ、これは開幕投手を担う森下(2400)を上回る。また打者目線から見ると、高く突き上げた右手グラブが視界に入って打ちにくいという。ひょっとしたら今季、カープ先発陣の目玉になるかもしれない。3位指名の右腕・岡本駿(甲南大)は、大学に入ってから投手に転向。最大の武器である最速149㌔の直球に加え多彩な変化球(スライダー、カットボール、チェンジアップ、ツーシーム)を操る。オープン戦での好投もあり、開幕1軍を勝ち取る可能性は十分にある。空に向かってバットを振り抜くタイプの打者として入団したのが、ドラフト4位の渡辺悠斗(富士大)。打撃センスに優れるほか捕手の経験もあり、1軍ベンチに置いておきたくなる。5位の菊地ハルン(千葉学芸高)は、米大リーグ2球団が調査に訪れたほどの逸材だ。武器は剛球ではなく、制球力。2、3年先が楽しみな投手である。
プロフィル
迫 勝則(さこ かつのり) 1946年生まれ。マツダ退社後に広島国際学院大学部長などを務め、執筆・講演活動を続ける。近著は「森下に惚れる」「逆境の美学」