介護福祉用具の販売・レンタルを手掛ける。2月に安佐南区八木に広島北営業所、4月に尾道営業所を相次ぎ開設。4年前の倉敷に次ぎ、広島・岡山県下に6営業所となる。「高齢者や障害者の困りごとは身体機能などによってさまざまで、最適な用具を選ぶには品ぞろえと目利きが大切。いっそう地域に入り込み、提案力の向上につなげたい」新設の両営業所はそれぞれ社員3〜5人体制から始め、3年後には2倍に増やしたいと意気込む。同社は祖父の勝氏が呉市で1957年に医療機器販売で創業。間もなくラクダ印の車いすの製造を始め、64年東京パラリンピックで使われるなど同社の代名詞になった。72年生まれ、呉市出身。杏林大学を卒業し、医療機器メーカーを経て、2004年に入社。営業の第一線を歩み、18年に社長に就いた。社員の主体性を大切にする方針を掲げ、入社当時の売上高10数億円はグループで30億円規模に育った。「スローガン『〝むずかしい〟を〝やってみよう〟に変える』を社内外に発信している。利用者の頑張りを応援し、当社も挑戦を続けたい」身体障害者の社員が営業・事務職で4人働き、多様性のある持続可能な会社づくりにも力を入れる。

担当記者:梶原

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