「父が経営する中区大手町の旅館『相生』の料理人自慢のメニューを手頃な価格で楽しめます」とは昨年12月に南区的場町1―3―4でオープンした和カフェ和りこの小田悠乃店長。抹茶カラーをイメージした内装で、相生と連携して料亭の味をランチプレート形式(約1000円)で提供する。だし巻き卵、牛のしぐれ煮、温野菜などを一例に、客を飽きさせないように週2回ペースで内容を変更。店舗近辺はデリバリーも可能という。このほか、6歳から約10年間茶道をしてきた店長の経験や技術を生かし、茶道流派の一つである「裏千家流」の抹茶も振る舞う。他の流派に比べて泡がきめ細かく、口当たりが良いという。濃度を選べる抹茶ラテ、みたらし・抹茶きなこ団子やチーズケーキなども用意する。「新広島駅ビルの開業で人の流れが一層活発になると期待しています。インバウンドにも多く足を運んでいただきたい」
担当記者:阿戸