3月に将来構想を発表し、短期大学部は2026年4月の入学生を最後に募集停止して幼児教育などの学科を四年制大学へ統合。短大美術科は27年に四年制で新設する美術学科として発展的移行を図る。「中四国エリアで美術を専門的に学べる私立大学は珍しく、大きな強みとしたい。短大のカリキュラムをさらに発展させてウェブデザイン、アニメーションなど需要の高まる分野で活躍する人材を育てるのはもちろん、例えば教員・保育士養成や観光といった分野でも美術の知識は生かせるはず。学科の枠を超えた横断的な教育を提供する」23年4月に就任し、本年度から4年任期の後半に入る。満了の27年春にはマスコミュニケーション学科も改称し「社会デザイン学科」とするなど変革を推し進める。「同学科では不確実性が高まる現代社会に対応できる力を身に付けてもらえれば。当大学の規模は決して大きくない。だからこそ、地域のコミュニティーや企業とのつながりが特に重要だと考えている。以前から取り組んでいるインターンシップに加え、産学連携で新規事業創出に挑戦したり、教育内容について企業からアイデアを頂いたりといった関係性の構築を目指す」
担当記者:近藤