電気工事、機械加工、飲食などを展開する一心グループ(福山市)の中核で、電気通信工事を手掛ける。1月に創業家の眞田奈津基会長の後を継ぎ、社長に就いた。「通信に関するさまざまな工事の設計、施工、保守をワンストップで提供できるのが強み。県東部を中心に多数の保守実績がある。2019年のソフトバンクとの資本業務提携を機に、同社向けを中心に基地局工事の受注が急増。創業60周年を迎える29年までに現在の売上高68億円から100億円に引き上げる目標で、人材の確保と育成が急務だ。3月に大阪の人材派遣会社を子会社化したほか、文系に門戸を広げて研修を充実させている」岡山県出身。福岡大学工学部を卒業し、1996年に入社。四国工事事務所長、東京支店長、総務部長などを務めた。「若い頃に100㍍近い鉄塔に上ってアンテナを付ける工事に従事。命綱が外れかけて肝を冷やした経験から、人一倍安全への思い入れが強い。社内の安全基準やルールを見直し、社員教育を徹底していく。現場経験を生かして従業員が意見を言いやすい雰囲気の醸成に取り組みたい」休日はゴルフや釣り、サウナを楽しむ。

担当記者:大島

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