三次市出身の監督が「青春できていない側」をテーマに初の長編映画に挑んだ。5月2日から「6人ぼっち」を全国で公開する。クラスで浮いた存在だった独りぼっちの高校生男女6人が広島での修学旅行で渋々同じ班になり、旅程を通じて次第に仲を深める青春物語。野村康太さんが初主演し、編集は南区出身で「浅田家!」「清須会議」など11作品で日本アカデミー賞優秀編集賞を受けた上野聡一氏が担当した。「同郷の厚いよしみで新人監督では考えられないほど実績がある方に編集を担ってもらえた。作業に立ち合った1カ月間は財産。キャストも広島出身者を多数起用している」中区出身の松尾潤さんがメインキャストの一角として空気が読めない生徒役を演じるほか、呉市出身でお笑い芸人の賀屋壮也さん(かが屋)が担任の教師役、県内出身の小西詠斗さんが生徒会長役で出演する。県内出身の俳優、木津つばささんも友情出演。「最初の長編映画は地元で撮りたかった。修学旅行中のシーンは平和記念公園、広島城、流川町など全て市内。なじみ深い背景も楽しみながら見てもらえれば。県外在住の広島出身者が地元を懐かしみ、帰省するきっかけにもなってほしい」

担当記者:額田

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