ANA広島地区総合代理店として、広島空港で機体誘導のグランドハンドリングや旅客の搭乗に関わるサービスを行うほか、中区基町の本社では旅行商品や航空券などを扱う。4月に企画総務部長から社長に就任。太田社長が中心となって2023年から手掛ける新事業の「瀬戸内産ライム」販売拡大に注力する。「事業立ち上げは高根島(尾道市)のライム生産者との出会いがきっかけ。頂いたライムをサワーに入れて飲んだところ、キリっと爽やかな酸味と唯一無二のおいしさに度肝を抜かれた。だが気候条件の制約や旬が短いといった理由でビジネス化しづらく、輸入が大半で国産は0・2%とほぼ流通していない。瀬戸内産ライムの魅力を発信するべく広島空港内などで生果を販売し、23年度で計250㌔㌘、24年度は飲食店などBtoB販路を開拓し計1300㌔㌘を販売しました」サワー・焼酎などの酒類や魚・肉料理にも合うことから県内外の飲食店、関東圏や台湾のバイヤーからも発注や問い合わせが相次いでいるという。ライムへの熱意が勢い余り、「尾道市の岩子島に自社で農地を借り、4月には自ら苗木を34本植え付けた。サステナブルな地方創生の一環として今後も活動を続けたい」

担当記者:阿戸

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