1999年創業。社長を務める父と専務の母との3人体制で中小企業向けの経営戦略立案を軸に、人事領域など幅広い経営課題に対して一貫支援を行っています。2009年に電子部品大手の日本電産(現・ニデック)に新卒入社。人事部に配属数日後にいきなり1人で会社説明会に行くことになり、学生約300人を目の前に足が震えながら会社紹介したことは忘れもしません。当時は毎年100人近くが入社する中、たった主担当3人体制で新卒採用業務にあたり、大学訪問や学生とのやりとりを行うなど常にフルパワー状態。そんなある日、永守重信社長からエレベーター前での振る舞いを褒められ、さらに入社2年目から取締役専務執行役員の秘書を兼務することに。経営陣と関係が近くなり、会社経営がよく分かる良き機会となりました。永守社長は自社にマッチする人物を招くために、採用の前線に飛び込むほか新人研修に必ず出席するほどの現場主義で、企業理念や経営方針についての思いを熱く語っていた。もちろん考えが合わない人は離れていきますが、経営者と社員の思いを合致させることが意欲や生産性の向上につながり、会社を発展させるために重要なことだと気付かされました。現在はワタオカ社で人事領域のコンサル業務を担当しています。今や採用難の時代。企業・社員・求職者それぞれにとって良き出会いや成長機会となる場を少しでも増やしていきたい。
担当記者:阿戸